当院OT部門では身体機能訓練や日常生活動作訓練を始め、余暇・趣味活動を通じた心理面への介入など様々な訓練や治療を行っています。各療法士が多種多様の患者様のニーズに応え、QOLの向上・安定した生活を送るためにサポートしていくことを心掛けています。
作業療法士:5名 助手:2名
作業療法部門 施設基準
・脳血管疾患等リハビリテーション (Ⅰ)
・運動器リハビリテーション (Ⅰ)
・呼吸器リハビリテーション (Ⅱ)
対象疾患
・脳卒中後遺症・多発性脳梗塞・脊髄小脳変性症
・パーキンソン病・整形外科疾患・心疾患・認知症など
身体機能訓練
関節や筋肉が固くならないように可動域運動やストレッチを行います。道具を使用した肩・肘・手指の巧緻動作も行います。またベッドから自分で起き上がる事が出来ない、車椅子への移乗が困難な場合などは、病棟と連携して褥瘡(床ずれ)ができないようにポジショニングやトランスファー方法を考えています。
日常生活(ADL)・家事(IADL)動作訓練
障害や生活環境に応じて、日常生活動作(食事・更衣・排泄・整容・入浴)や家事動作(調理・掃除・洗濯など)が自分で行える事を目標に訓練しています。場合によっては手すり・ポータブルトイレ・自助具など福祉用具の選定や、ご家族への介助方法のアドバイスもさせて頂きます。
認知・高次脳機能訓練
脳梗塞や脳出血などの病気により生じた高次脳機能(記憶・注意・構成など)障害に対して、認知機能の改善や環境調整を行います。脳機能改善の為にパズルやカレンダーなどの物品を用いることにより、患者様の認知面・心理面の向上に繋がります。
余暇活動
入院生活の中で楽しみや生きがいに繋がるような活動の提供を行っています。病前に慣れ親しんだ活動などを通して認知面へのアプローチを行います。ここで制作した作品はOT室や各病室に展示しています。