平成25年9月21〜22日[横浜病院にて]
『平成25年9月21日、22日にかけて、高知の横浜病院にて「脳卒中歩行病態の評価と3D下肢装具療法」の本講習会第16回目を行いました。
今回は24名の理学療法士の先生方にお集まり頂き講習会を開催することができました。


本講習会も数えるところ16度目となり、今回までに色々な趣向、パターンを考え、また張り巡らせてきました。
今回は特別講演1として京丹後弥栄病院の安部 遥先生に「3D下肢装具療法の実践 −症例研究報告−」 を行ってもらいました。講演内容は症例に対する PDC AFOからP.KAFOへの再処方を行い2ヶ月間で自立に至ったエビデンスを筋電図を用い歩行周期に合わせた筋活動とアライメントより本下肢装具療法 の理論をお話しいただきました。我々の推論を評価器具を使用して証明していただいており嬉しく、また有難く聴講させていただきました。
特別講演2として立川相互病院の小林 琢先生をお迎えし「急性期から回復期における脳卒中下肢装具療法の捉え方」 として、先生のところでお使いいただ いている病院常備型治療用下肢装具(AD P.KAFO)で様々な病態の患者に対し、Mix療法の1つに下肢装具をP.KAFOで行っていることを中心にお話しいただきました。
私自身、最も感銘を受けたのが「P.KAFOも万能ではない。しかし急性期〜回復期の症例で装具をどうしようかと悩んでいる時期に、AD P.KAFOで訓練 を行い確認することで、時間稼ぎが可能となり無駄で無闇な装具処方が少なくなった」との言葉でした。
私共の手前味噌な講習よりもエビデンスがあり、尚且つ問題点も含めた批評もお話しいただき、両先生の情熱と日々悩み患者の前に立たれている姿が浮か ぶ講演になっておりました。お二人の先生方、本当に有難うございました。


また、今回は理学療法士養成校の先生方にもお声掛けをさせていただきました。
理学療法士の装具離れがいわれ久しいため、少しでも学生のうちに『装具学』の教育、理解度が増せばPTの武器にもなり患者の為にもなりうるからです。
当院で行っている3D下肢装具療法の考え方や理論、また病態の捉え方など教育現場でも反映出来ないものか模索していただきたく、多くの教員の方に も聴講していただきました。


本講習会を経て我々もさらに職人として更なる高みを目指すことと、本下肢装具療法の普及・啓蒙活動を行っていくことに気持ちを新たに出来たことでした。


また、来年度もこの機会をいただけるよう邁進する次第です。


ご参加していただいた先生方に感謝を込めて、お疲れ様でした。』